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鳳凰沱茶97年プーアル茶

feng huang tuo puer cha


鳳凰沱茶97年プーアル茶 1個 93g~100g
2008/11/12 終了

製造 : 1997年
茶廠 : 南澗茶廠 (大理)
茶山 : 無量山茶区
茶樹 : 大葉種
茶葉 : 1~4級
工程 : 熟茶
倉庫 : 未入倉(上海)

甘味
●●●●○ 穀物のようなやさしい甘み
渋味
●○○○○
とろみ
●●●○○
酸味
●●○○○
苦味
●●●○○ 軽快
香り
●●○○○ 百合香
熟成度
●●○○○ 製造・倉庫とも軽め

「鳳凰沱茶97年プーアル茶」は熟茶で、保存熟成は上海です。
雲南大理の「南澗茶廠」(メーカー)にて1997年に製造されてから2004年までの7年間はメーカーの倉庫に寝かされていました。そして、2004年5月に上海に届いています。
上海の倉庫は「常温乾倉」(未入倉)です。熟茶にしてはサラッと軽い口あたり、ほんのり甘い香り、渋みや苦味のバランスはよく、飲みやすいお茶となっています。

当店では過去に熟茶の「鳳凰沱茶」93年、94年、96年のものを扱っておりますが、いずれもメーカーから出荷されてから、それぞれ環境の異なる茶商の倉庫で熟成されたものです。それぞれに風味が異なります。

+【鳳凰沱茶93年プーアル茶】
+【鳳凰沱茶94年プーアル茶】
+【鳳凰沱茶96年プーアル茶】

2000年頃から、古い茶商の熟成の倉庫には入れないで、常温で乾燥したところに保存するのが急速に増えています。「未入倉」とも呼んでいます。保存熟成での変化は少なく、「倉庫臭」と呼ばれる発酵臭が少なく、出来立てのときの風味からあまりかけ離れたものにはなりません。上海や北京など、プーアール茶の熟成味に慣れていない人々の好みに合っています。
また「未入倉」のプーアール茶は、包装紙やお茶の表面はキレイで、「白露」などの汚れもありません。発酵の味に慣れない人々には、このほうが好かれます。

鳳凰沱茶97年プーアル茶

雲南大理南澗県茶葉公司
+【南澗茶廠「土林牌」ホームページ】

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雲南省大理の南澗茶廠は、1986年に「土林牌鳳凰沱茶」で商標登録し、1991年に「雲南大理南澗県茶葉公司」に改名しました。

2005年までの敷地は15000平方メートル。建築面積は約10000平方メートル。従業員は250人。お茶専門技術人員45人、そのうち中高級の専門技術を持つ職人は9人です。2007年より敷地は約2倍の30000万平方メートルに拡張しています。

無量山優質原料基地(茶山)は1.45万ムー(中国の1ムーは6.667アール)約96672平方メートル。ここの茶葉で、「土林」牌鳳凰沱茶を生産しています。1986年~現在まで、生産量は累計25,645,810キログラムに達します。
2006年2月より、すべての商品に「緑色食品」の認証と「無公害農産品」の認証を取得しました。

南澗茶廠の歴史
+【南澗茶廠の歴史/鳳凰沱茶96年プーアル茶】

ところで、この雲南省南澗県茶葉公司は、通称「南澗茶廠 」と呼ばれていますが、南澗県には3つのメーカーが存在します。

■雲南大理南澗県茶葉公司 (このお茶のメーカー)
+【雲南大理南澗県茶葉公司、雲南土林茶業有限公司】
1985年創立
商標:「土林」(1986年「土林」マークを創立)   
「無量山」(1996年「無量山」マークを創立)

■雲南南澗茶廠
+【雲南南澗茶廠】
1985年創立し
商標:古徳牌(2004年「古d徳」マークを創立)

■雲南南澗鳳凰生態茶廠
+【雲南南澗鳳凰生態茶廠】
2005年7月26日創立
商標:「俊仲号」 「永(孟力)」 「紫条茶」

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鳳凰沱茶97年プーアル茶
鳳凰沱茶97年プーアル茶
「鳳凰沱茶97年プーアル茶」の包装紙。
5個組でクラフト紙の上に「南衛食字(97)第0202号」と印刷があります。

鳳凰沱茶97年プーアル茶
包装紙の上に「無汚染無公害純天然飲品」と印刷があります。 <\p>

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「無公害農産品」とは
産地の環境、生産過程、製品の品質において検査し、国が無公害農産品の表示を許可した未加工、または初期加工の食用農産品です。
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鳳凰沱茶97年プーアル茶
鳳凰沱茶97年プーアル茶
鳳凰沱茶97年プーアル茶
鳳凰沱茶97年プーアル茶
原料の茶葉は、無量山茶区の春摘みの1~4級茶葉です。
香りには、淡い樟香、糯米香、花蜜香があります。
全体的に甘い香りに、味は渋みやほろ苦味が効いているので、バランスよく感じます。

鳳凰沱茶97年プーアル茶
鳳凰沱茶97年プーアル茶
葉底(煎じた後の茶葉)
色は薄く、 「軽発酵」の様子です。

過去に当店で販売した、「鳳凰沱茶96年」との比較をしてみました。
+【鳳凰沱茶96年プーアル茶】

鳳凰沱茶97年プーアル茶
鳳凰沱茶97年プーアル茶「鳳凰沱茶96年」との比較
上:「鳳凰沱茶97年プーアル茶」 このお茶
下:「鳳凰沱茶96年プーアル茶」
鳳凰の顔の部分両方の目が違います。

鳳凰沱茶97年プーアル茶「鳳凰沱茶96年」との比較
鳳凰沱茶97年プーアル茶「鳳凰沱茶96年」との比較
左: 「鳳凰沱茶97年プーアル茶」このお茶
右: 「鳳凰沱茶96年プーアル茶」
「鳳凰沱茶97年」は黒っぽく見えます。
「鳳凰沱茶96年」は白っぽく見えます。
沱茶の表面を見ると、「鳳凰沱茶97年」は作られた当時のように黒いままです。それに比べて、 「鳳凰沱茶96年」は広州の乾倉で変化がすすみ、表面にやや白露(バイルー)があるため白っぽく見えます。
「鳳凰沱茶97年」は雲南省大理の南澗茶廠(メーカー)の倉庫に7年間寝かされていました。雲南省大理の年間平均気温は15.1℃。年平均湿度は66%。 広州の年間年平均気温は22℃。年平均湿度は79%。気温と湿度の低い雲南省大理のお茶は、変化が少ないので、ゆっくり熟成してゆくように感じますが、実際は、香港や広州の倉庫での熟成とは、また違った方向の風味へと変化しています。

鳳凰沱茶97年プーアル茶
鳳凰沱茶96年プーアル茶
上:「鳳凰沱茶97年プーアル茶」 このお茶
下:「鳳凰沱茶96年プーアル茶」
写真ではわかりにくいのですが、茶湯の色は「鳳凰沱茶97年プーアル茶」のほうがやや明るいです。味は、苦味や渋みや酸味がはっきりとシャープで、香りも爽やかです。それに比べて96年のものは全体的にまろやかで甘味が強くあり、味に丸みがあります。香りは弱く、穀物のようなおっとりしたものです。

鳳凰沱茶97年プーアル茶「鳳凰沱茶96年」との比較
鳳凰沱茶97年プーアル茶「鳳凰沱茶96年」との比較
左: 「鳳凰沱茶97年プーアル茶」このお茶
右: 「鳳凰沱茶96年プーアル茶」
葉底(煎じた後の茶葉)の比較
97年の茶葉は明るく、96年の茶葉は暗いです。97年の茶葉はややはっきりとした形を残していますが、96年の茶葉は萎んだように見えます。
質感は、97年のがふわふわして柔らかいのに対し、96年は硬くカサカサしています 。

鳳凰沱茶96年プーアル茶
鳳凰沱茶96年プーアル茶
また新しい情報があれば、ここに文章を追加してゆきたいと思います。

鳳凰沱茶97年プーアル茶

+【5gの茶葉でどのくらい飲めるか?】

保存方法については、以下のコーナーをご参照ください。
+【プーアール茶の保存方法】


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+【このプーアル茶の詳細】


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