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【オリジナルのお茶の記録】


易武山落水洞の散茶2013年プーアル茶

yi wu shan luo shui dong san cha

易武山落水洞の散茶2013年

■概要
製造 : 2013年4月
茶葉 : 雲南省西双版納州孟臘県易武山落水洞古茶樹
茶廠 : 農家
工程 : 生茶のプーアル茶
形状 : 散茶 (晒青毛茶)
保存 : 西双版納―上海 密封

■生茶プーアール茶
2013年の春に易武山で出会ったお茶です。
当店のオリジナル品です。
+【当店オリジナルのお茶について】

■晒青毛茶
晒青毛茶は天日干し仕上げのプーアール茶の原料となる茶葉です。
バラバラのままの形状から「散茶」とも呼ばれます。
緑茶の感覚で新鮮な今の風味を楽しめます。
何年か保存して熟成を楽しむのもよいでしょう。

■易武山落水洞について
「落水洞」(luo shui dong)は地名です。
易武山の高級茶づくりの地域で、となりに位置する「麻黒」に次いで有名です。
この一帯は1970年代の国の指導で、一斉に台刈り(幹のほうから切り戻す)されて、人の背の高さよりも低く枝をそろえる栽培方法に切り替わっていますが、ちょっと裏山へ入れば、まだ 昔ながらの剪定をしない仕立ての茶樹があります。このお茶は、そんな背の高い十数本の古茶樹を選んで茶摘みされ、少量だけつくられたものです。

易武山落水洞の散茶2013年

易武山落水洞の散茶2013年

易武山落水洞の散茶2013年

実生(種から苗ができる)で育つ古茶樹は、母樹とはちょっと違った子が育つので、ひとつの農地にいくつもの品種が混生します。
易武山の一帯は、山の高いところまで一年を通して比較的温暖な気候と、湿度を保った特殊な気候のため、よりバラエティーに富んだ茶樹の品種が見られます。
参考ページ
+【易武山 品種のオアシス】
しかし、この茶葉は、色や香り、そして形にある傾向が見られます。

易武山落水洞の散茶2013年

易武山落水洞の散茶2013年

易武山落水洞の散茶2013年

易武山落水洞の散茶2013年

発色のよい緑色。
蓬(ヨモギ)のような草っぽい香り。
茎の部分は赤味があり、爪で圧しても切れないしっかりした繊維質。
これらの特徴から、十数本の古茶樹は、ひとつの樹を母樹にする兄弟のように品種の近いものが選ばれていると考えられます。
易武山では品種を選ぶのが難しいほどバラエティーに富む混生状態のため、このようなひとつの傾向をもった品種が選ばれたお茶づくりは珍しいと言えます。 少量しかつくらないために実現できたことです。

易武山落水洞の散茶2013年

易武山落水洞の散茶2013年

湯を注ぐと茶葉は発色のよい緑色になります。このような色は一般的に緑茶づくりに近いしっかりした火入れによるものですが、このお茶はもともとの性質でこの色があるようです。
煎をかさねて湯の熱が通ってゆくと、緑色も薄れてゆきます。
葉底(煎じた後の茶葉)からは、ちょっと赤く変色した部分など、軽発酵のムラが見つかります。
このことからしても、特別な火入れの工夫はされていない、標準的な晒青毛茶のはずです。
湯の温度にデリケートな風味なので、熱湯で淹れてみたり、80度くらいの湯で淹れてみたり、いろいろ試してみてください。それぞれの印象があります。
味わいはまさしく落水洞のものですが、やや酸味があります。 全体的にはふんわりやさしくて、香りにキリッとしたところがあり、易武山の春の風がはこぶ爽やかな香りそのものです。

易武山落水洞の散茶2013年

易武山落水洞の散茶2013年

易武山落水洞の散茶2013年プーアル茶


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