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老班章古樹純料茶10年プーアル茶

易武大漆樹小青餅2013年プーアル茶

崩して試飲したところ、わかりやすいホンモノ風味があったので、サンプルになると思い小分けにしました。
老班章のお茶は近代的なマーケティングが功を奏し、西双版納ではこの数年でいちばん価格が高騰しました。
布朗山の一角に老班章の村がありますが、海抜1800mの特殊な気候により、ひときわ大きな茶樹が残っています。現在はハニ族系の愛尼族の村ですが、もともとこのお茶どころをつくったのは布朗族です。
西双版納孟海県布朗山の布朗族は、易武山の瑶族とならんで古いお茶づくりの歴史をもつ民族です。西双版納は世界の茶樹の生まれ故郷であるとされているので、もしかしたらお茶づくりもいちばん古い可能性があります。

易武大漆樹小青餅2013年プーアル茶

老班章はひときわ価格が上がったので、周辺の茶山から夜間に晒青毛茶(原料となる茶葉)を運び込んで売る産地偽装がさかんに行われました。流通している多くの完成品に老班章の風味の薄いものがあります。2012年から村へゆく道に監視所がつくられるなどして、ホンモノを守る体制が整いつつありますが、かえってそのことが価格の高騰に拍車をかけてしまいました。
それでも贋作づくりの手はいろいろあるので、なにがなんでもホンモノを求めるとなると現地通いが必要です。当店はそれをあきらめて、よく研究している知り合いの西双版納の茶荘の主人からこのお茶を譲ってもらいました。

易武大漆樹小青餅2013年プーアル茶

易武大漆樹小青餅2013年プーアル茶

易武大漆樹小青餅2013年プーアル茶

易武大漆樹小青餅2013年プーアル茶

上の写真は2008年の秋に老班章を尋ねたときのものです。
(手前のも奥のも茶樹です。いずれも樹高10メートルはあります。)
このとき茶摘みから製茶をひととおり見学して、あまり良い印象を受けませんでした。
茶樹の写真はこのページにも紹介しています。
【西双版納の江南の茶山について】
お茶の味もそこそこに感じたのですが、後に周辺の茶山をいろいろ試すにつれ、たしかに老班章には個性的な風味があることに気付きました。村長所有の2011年の春でいちばんとされるお茶を試す機会もありました。

易武大漆樹小青餅2013年プーアル茶

老班章にもいろいろあり、山の斜面、茶樹の大きさ、品種、茶摘みの時期、製茶の技術、それぞれの要因にそれぞれの風味があるのですが、近年になって殺青(鉄鍋炒り)の技術が改善され、比較的安定した味がつくれるようになってきています。
このお茶2010年は、現在2013年に比べるとまだ技術の甘いところがありますが、過去に多かった焦げ味の嫌なところはなくなっています。
また、葉底から見る感じでは、早春ではなく4月末から5月初めの2番摘みの可能性があると思います。
早春一番の茶葉に比べると、華やかさや精彩に欠くのですが、老班章のお茶に共通する香り、微かな樟香や煙燻香、桂皮に似たスパイスがあります。
味には、舌にへばりつくような苦味。これも老班章の個性です。苦味はしばらくするとなぜか蜜の甘味に変わったりして、味覚を楽しませます。

易武大漆樹小青餅2013年プーアル茶

今年2013年の老班章の晒青毛茶(原料となる茶葉)が1キロ3300元を超えて、2010年のこのお茶の西双版納での現地価格は1枚357gが3000元になりました。価格と内容がともなうのか?という点では納得のゆくものではありませんが、 お祭り気分でちょっと試すのはアリではないでしょうか。

煎じ方のコツですが、3年モノとなるので、高温の湯で香りを立てたほうがよいです。茶器の容量と茶葉の量の関係を考えると、茶葉をいつもよりも少なめにして、できれば茶器は容量の大きめのを使うのがよいでしょう。

老班章古樹純料茶10年プーアル茶


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