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当店の扱うお茶は個人輸入となるため、使用上の責任のすべてはお客様個人にあり、輸入国側での検疫検査は義務付けられていません。一部のお茶ファンは古くから個人輸入を利用して稀少なお茶を手に入れています。もちろん現地国では公的に安全性の認められた品です。
プーアール茶の里の雲南省では、農薬や肥料をまったく使わない自然栽培をつづけている農家があります。特別にはアピールをしていませんが、輸出国側でのオーガニック認定を受けている品もあります。慎重に良品を選び、安モノや偽モノや粗悪品をつかまなければ、健康なお茶が入手できます。
参考ページ
+【プーアール茶の里と自然】
+【プーアール茶の茶葉の見方】
もちろんどのお茶も原産地(中国雲南省)での検疫検査は行われていますが、新しいメーカーの品については、独自に専門機関に検査を依頼することがあります。
この報告書は2005年製の古茶樹製品を、台湾の外資系食品検査会社に調査依頼したものです。
完全に無農薬という結果が出ています。
正規輸入の検疫検査では、特定の産地の茶葉を抜粋してひとつだけ調べられます。いったん合格すると同じ産地のお茶であればひとつひとつの銘柄について検疫検査はされていません。しかし実のところは同じ地域でも各茶山ごと、各農家ごと、製茶方法ごと、製造日ごとに異なるはずです。しかしそこまでの検査はされずに業者のモラルに頼られています。
偽モノの多い古茶樹のお茶や、数少ない年代モノのお茶は、玉石混合の中から玉を見つけるようなものです。現地調査や試飲鑑定をベースにひとつひとつ独自に鑑定するやり方は、美味しさのみならず安全性の観点においても合理的なお茶選びの方法です。
巴達山野性茶樹(2009年8月撮影)